ラインなどによる区分

Aラインラインによる区分~アルファベットのAの字の形のように裾に向かって直線状に広がるAラインは体型をすっきり細く見せ、誰にでもあうラインです。ウエスト部分の切り替えのところにギャザーを寄せてスカートが釣鐘状に広がりを持った可愛らしさを醸し出すベルライン。上半身から膝あたりまでを体にぴったりフィットさせて膝下からは人魚の尾ひれのように裾が広がっていて、優雅で女性らしいマーメードライン。ウエスト部分の切り替えが無く、スカートを大きく膨らませたラインで、上半身は縦の切り替えで体にぴったりとフィットさせて腰から裾に向かって大きな広がりを見せており、体型を選ばない正統派ドレスのプリンセスライン。ペンシルラインとも呼ばれ、体にぴったりフィットしたストレートなラインで、そのシンプルさで大人っぽさを醸し出すスレンダーライン。

ネックラインによる区分~アルファベットのVの字の形のように胸元が開いたセクシーさを漂わせるVネック。船の底形のように横に大きく開いたボートネックは、鎖骨や肩のラインがきれいに見えます。鎖骨や肩をさらに大胆に出すオフショルダーはドレスの定番です。かしこまったパーティーの時には、ボレロやショールなどをさりげなくつけるといいでしょう。肩紐がなく胸が強調されるビスチェはネックレスでより華やかな印象を与えます。ドレスの素材による区分~サテンは光沢のある美しい生地で、よくウエディングドレスに使われます。高級なものにはシルクが使用され、一般的なパーティー着はポリエステルなどの化学繊維が使われます。薄くて透明感のある素材のオーガンジーは胸元や袖に使われたり、リボンやコサージュなどにも使われたりします。パーティードレスには様々な形や素材があり、出席するパーティーに合わせて選び、お洒落に決めましょう。

種類と特徴

パーティーにも色々な種類があり、そのパーティーにふさわしいドレスも様々存在します。ランチパーティーやディナーパーティーでは、2、3時間のかしこ張らないものですから、平服か普段の背広より少しだけ肩の張った濃紺やグレーのダークスーツ、女性ですとワンピ-スやスーツなどのデイタイム・ドレスがふさわしく、ダンスパーティーは、ダンスフロアーを設けたフォーマルな夕食会であり、男性はブラックタイが必要ですし、女性はロングドレスがふさわしいです(日本の踊り専門のダンスパーティーとは趣が違います)。

パーティー日本ではパーティー自体馴染みがなかったのですが、明治政府が建てた鹿鳴館で社交が繰り広げられ、上流社会で徐々に広まっていきました。国賓を接待したり、舞踏会をしたり、天皇の祝賀行事や慈善バザーなども開催されました。舞踏会の衣装はバッスルという腰当や枠をあてがい、臀部が膨らんでボリュームのあるラインを出しウエストを細く絞ったドレスを着用していました。現代では、結婚式や謝恩会、クリスマスパーティー、婚活パーティーなど、色々なパーティーでパーティードレスを着用する機会も増えていますので、その場にふさわしいドレス選びが大切になってきます。ドレスにはシルエットラインやネックライン、素材で区分することができます。次はその区分について見ていきましょう。

パーティードレスとは

パーティードレス「パーティードレス」とは、その名の通り、パーティーで着用するドレスのことですが、いつごろからその着用が始まったのでしょう。王侯貴族や上流社会の人々が交流する場として社交界が中世ヨーロッパでは花盛りでした。イギリスでは王室の移動にあわせて社交期間(ロンドン・シーズン)が設けられ、4月から7月までと10月から12月まで、連日連夜社交の集まりが開催されていました。朝は乗馬に始まり、男性はクラブや議会に出かけ、女性は茶会などをして過ごし、夜はオペラや舞踏会、晩餐会に出かけます。舞踏会は独身男女の出会いの場であり、社交界デビューを果たした若い令嬢がドレスアップして将来のハズバンドを見つけようと必死でした。その舞踏会で着用するドレスは、ボール・ガウン、あるいはボール・ドレスと呼ばれる夜会服です。

これは、舞踏会の他に夜のパーティーや音楽会、晩餐会などに着る正式な礼装の総称です。肩や背中、胸の部分が大きく開けられ、袖をつけない豪華で装飾的にもみごとなドレスです。イギリスでは、社交界にデビューする場であるデビュタント・ボールというのがあり、それがヨーロッパの各国へと広まっていきました。第二次大戦中は社交界のイベントは中止されていましたが、1945年の終戦を機にロンドン・シーズンも復活しました。現代の社交界は、1991年のパリで、ファッションイベントの意味あいの強い社交界に変貌して蘇りました。有名なデザイナーによるオートクチュールブランドのドレスや宝石の展示会としても恰好の場となっています。