パーティードレスとは

パーティードレス「パーティードレス」とは、その名の通り、パーティーで着用するドレスのことですが、いつごろからその着用が始まったのでしょう。王侯貴族や上流社会の人々が交流する場として社交界が中世ヨーロッパでは花盛りでした。イギリスでは王室の移動にあわせて社交期間(ロンドン・シーズン)が設けられ、4月から7月までと10月から12月まで、連日連夜社交の集まりが開催されていました。朝は乗馬に始まり、男性はクラブや議会に出かけ、女性は茶会などをして過ごし、夜はオペラや舞踏会、晩餐会に出かけます。舞踏会は独身男女の出会いの場であり、社交界デビューを果たした若い令嬢がドレスアップして将来のハズバンドを見つけようと必死でした。その舞踏会で着用するドレスは、ボール・ガウン、あるいはボール・ドレスと呼ばれる夜会服です。

これは、舞踏会の他に夜のパーティーや音楽会、晩餐会などに着る正式な礼装の総称です。肩や背中、胸の部分が大きく開けられ、袖をつけない豪華で装飾的にもみごとなドレスです。イギリスでは、社交界にデビューする場であるデビュタント・ボールというのがあり、それがヨーロッパの各国へと広まっていきました。第二次大戦中は社交界のイベントは中止されていましたが、1945年の終戦を機にロンドン・シーズンも復活しました。現代の社交界は、1991年のパリで、ファッションイベントの意味あいの強い社交界に変貌して蘇りました。有名なデザイナーによるオートクチュールブランドのドレスや宝石の展示会としても恰好の場となっています。